今日も一日健やかに物語を

おもしろいと思ったものを

『あこちゃん!』と『あこちゃん・・・・・!』ベルさん 表紙からは想像できない中身の真摯さ

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あこちゃん!(ガラ文字)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス

BDP4thにて完売で買えなかった『あこちゃん!』とBDP5thの新刊『あこちゃん・・・・・・!』、今回は無くなる前にいの一番に買いにいきました。いやー、買えてよかった。表紙をみればわかると思うんですけど、絶対頭のおかしい内容だろうなと期待していたのですが、思った通りものすごい内容でした(笑) タイトルからもそん片鱗がかいまみえてます『アコチャンホンポ』『あことおねーちゃんとおふろ』『My Little Pretty Sister』『キャベツ畑でつかまえて』『ねっちょくちゅたーまいん~何度も産声をあげて~』 もう、タイトルから期待しちゃいますよね!(なにがだ) それに登場人物の紹介があるのですが、これもおもしろいんですよ『宇田川あこちゃん かわいい。この世で信じられる唯一無二のイノセンス。かわいくてカッコイイ堕天使あこ姫。』 ちなみにイノセンス(innocence)は、英語で潔白、純真、天真爛漫、無知、無害等を意味する言葉(wikipedia参照)
つまりすずきさんがあこちゃんをどうとらえて今回の物語を書いているのか、もうここで読み取れます。
とりあえずひとつひとつ感想を書いていきます。

『アコチャンホンポ』
あこちゃんxほ乳瓶、狂ってる(いや、狂ってるは今後もどんどん出てくる単語なんですが誉め言葉として使っているので!ご理解をお願いします!!)。ですがね、あこちゃんがほ乳瓶でミルクを飲むまでの流れがとても自然なんですよ、こういう流れなら確かに飲むかもしれんなって。そんでもってもう、ずっとあこちゃんかわいい。ひたすら可愛い。あこちゃんは純粋、イノセンスなんです。だからそれをやましい目でみているりんりん(読者)がいけないんです!ミルクが飲みたいと言ったあこちゃんに流石に母乳は出ないよ///とか、あこちゃんと一緒ににしまちゅ屋に行ってあこちゃんとの子供を想像したり、ほ乳瓶からミルクを飲んでるのを見て腰のあたりをむずむずさせたりとか!!なによりも許せないのはこんな内容なのに最後が「今はただ、優しい時間の中で、ふたり。」とかいって綺麗に締めようとしているところですよ!おもしろい!!他には「なんどもうぶごえをあげて」を汚されたのが許せないです!これからはそういう気持ちで聞いてしまいますよ!!最高か!!
ほ乳瓶の飲み方や、大人が粉ミルクを飲むとお腹が下るとかそう言った細部が書かれていてとても作品に真摯的だなとおもいました。

『あことおねーちゃんとおふろ』
感動的な姉妹の成長物語です。これは史実レベルの作品です。小3のあこは一人で頭が洗えない、いやもう可愛いですし別にあらえなくていいよあらってあげるかr・・・。洗えないままだたと小5になったとき、林間学校でひとりで頭が洗えないあこが悲しい気持ちになるかもしれない。だから巴は一大決心して、あこが一人で頭を洗えるようにする物語。シャンプーハットを使うということがこんなに可愛いと思わせてくれるなんて素晴らしくないですか??そして一人であたまを洗えるように頑張るあこの姿を応援せずにはいられない、巴と一緒にがんばれ!って言ってました(?)そして、そして最後のあこちゃんの作文。もう、あこがどれだけ巴という姉のことが好きなのかがめちゃくちゃ伝わってくる内容で、こんなん読んだら号泣するかないんだよなぁ・・・。いやほんと、あこちゃんは可愛いですね。

『My Little Pretty Sister』
これも史実レベルのお話。ぷ○きゅあはね、大人になってから「あぁ、こういうことだったのか」と気がつく作品だと思ってます。だから僕もぷ○きゅあ大好きです。いや、うんだけどね、子供向けアニメだからね、もし会社で観てるってバレたら会社に行きたくなくなるかもだし、今日からぷ○きゅあ観ないもん、でも録画はしておくもんってなると思うんだ。もちろん可愛いあこちゃんにそんなこといってる奴がいたら許さん!てなるが。そんでも友達からぷ○きゅあっておもしろいの?って言われたら全力でおすすめしますよ。もうほんとあこちゃんの気持ちがわかりまくりだしもはやおれがあこちゃんまである。やっぱりあこちゃんは可愛いね。巴が「ピンクの子」って言ってて全然興味がないんだなってのもわかるのがおもしろいです。

『氷川のたのしいお泊まり会』
これも(ry)。え?なにやってるんですか紗夜さん?ひょんなことから宇田川家と氷川家の姉妹交換交流会。エモくないですか、これ。天使を預かることになった氷川家では母親が出てきて(この氷川家の母がなんかいままで謎だった人物像に答えたんじゃないか?と思われるのだ、詳細は是非こちらの作品を読んで欲しいです)、あこの可愛さにめろめろですよ。一家に一人あこちゃんがいるといいね。あこちゃんの可愛いオーラにやられた紗夜がめちゃくちゃ丸くなってて最高でした。なんというか全人類を姉にしてしまうだろうあこちゃんカッコイイですね。さて、それでは宇田川家に行った日菜はというと。もう地獄絵図。天使が消えた宇田川家では重苦しい空気が立ち込めていて、早く明日になってくれと祈りました。あこから電話がかかってきた巴がずっと「おうち帰るか?」って聞いてる気持ちもわかります。妹役だけど先輩な日菜が姉役だけど後輩な巴をイジってておもしろかったです。脛蹴らないであげて!(笑) やはり最後が綺麗に締めるのがいいですね、もはやこれがなかったらどうしようかと思うレベルです。

『幸福、幸運、笑顔、ラブ&ピース!』
こ(ry)。はろはぴ?知らない子ですね。いやー、いいですねお泊まり会を経て姉との交流が増えたのかもしれない日菜が紗夜と一緒にジョギングしてて、関係性が変化しててなんか涙がでてきました。公園で楽しそうにドングリを拾ってるあこちゃん可愛いですね。日菜笑いすぎだ(笑) でも確かにこんな関係性になって、これが平和なんですねぇ。平和とは幸運、幸福、笑顔の状態である。

読んでいてすごい!ってなったのが、前編まるでギャグなんだけど、でも日常のヒトコマを切り取った感じで、バンドリ史の中に組み込んであっても全然違和感がないと思うのだ。そして短編で書かれていても、それが全部繋がっていてあの話でこういう関係性になったからこういう話があるんだ!ってなって、全部繋がってる、まさにバンドリだ!ってなるんですよねー。すごいです。
ここまでが『あこちゃん!』の感想、おかしいなもっと狂ってる(誉め言葉)を使う予定だったのに全然出てこなかった。つまりこの本は全然狂ってない・・・?
いやー、おもしろかったです。こんなに可愛いあこちゃんがみれて幸せです。今回買えてよかったー。

長くなったので『あこちゃん・・・・・・!』はpart2に書こう。