今日も一日健やかに物語を

おもしろいと思ったものを

『Natural born』蓬餅さん  強い、いや強くない?でも弱い訳じゃない。

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良いものを読まさせて頂きました。少し作品の内容に触れるのでご注意を。

 

マサキさん好きだなー!この人の女優になったキッカケとそしていまでも続けている理由がなるほど!と納得してしまいました。そして友人の舞と幹人との関係性ーーー!!これ素晴らしく面白い物語です。なんというか騎士道精神的な愛を思い出しました。マサキが舞に寄せる想いが

夫が肉体を所有していても、精神的な愛の想いでは負けない!

という風に感じられて、だからこそ女優を続けることが彼女への愛を証明する証なんだ!という、マサキが女優をやっているのはなぜかという理由付けと続けている理由付けがされていて、すごく感動しました。

だって、動機としてはアレだけど、こんな風に生きている人は絶対端からみたらキラキラ輝いてると思うんだよね(何色かは知らないですが)。だからそんな輝いてる人をみているとすげー面白いんだ、物語として。

いやー、いいなーほんと「······そんなになりたいならなってあげるよ」「女優」までの流れなんて、「よし!勝ったな!百合承認!」って感じなのにさー・・・。いいなぁ、やっぱりここですでに気持ちの大きさの違いがわかるよねぇ。最高。

しかしそこで物語が終わらないところがもう素晴らしすぎて最高です。舞の子供がマサキのことが好きだという展開になって、うはーーーすげーーー!こういうの観たかったんだよぉおおおーーー!!ってなりましたよ!

この友達の子供に好意を寄せられるという転回で思い出す作品が『彼氏彼女の事情』で有馬と雪野の長女が、有馬の親友である浅葉を好き(いや、家族愛だなこれはもう)になるものや、『違国日記』で姉の長女と一緒に住むことで姉へのトラウマを見つめ直したり、『花の名前』で従兄弟の娘と一緒に住むことで心が癒されていく。といった作品を思い出します、どれも好きな作品なんだよなー!

こちらの『Natural born』ではどんな結末に辿り着くのかがとても楽しみです。

 

彼氏彼女の事情 1 (花とゆめコミックス)
 

 

 

花の名前 1 (花とゆめコミックス)

花の名前 1 (花とゆめコミックス)

 

 

 

作品内の細かい感想を書いていくコーナー
・よかったね!夢が叶って!と言われた時のマサキの表情とその次の「ありがとう」の笑顔と掛かる影ーー!!心中穏やかじゃないのが伝わってきてgoodですーー!顔が良い。
・「女優」の顔、なんばーわんカワイイ。顔が良い。
・「勝った気にならないことだな」って言ってグラスを手放す と こ ろ !えっ!?なにこれかっこよすぎか!?プロージット!!!(銀英伝並感) 顔が良い。
・短髪。似合う。顔が良い。

もう、尊すぎて語彙力が低下しすぎてきたのでこの辺で終わりにしよう。