『死ぬときはまばゆく』小鳥游ミズキ著 いい展開だなぁ。逃げずに答えを出そうとしてる
面白いなーと思いつつ、どこがおもしろいのか?を説明できなかったのですが5巻まで読んで、ようやくどういう物語なのか?が解ってきました。
母親から愛されなかったトラウマをどう解決するのか?ここで彼氏が出来て、ハッピーエンド!にはならないんだよねぇ。やっぱり母親から愛されなかったトラウマは残っていてこのトラウマは母親との関係性を再構築することでしか克服できないんだと。うーん、そうなのか。
そー、考えると『凪のお暇』とかもいま現在そんな感じだし、『トクサツガガガ』は現代風にこれを解決してたから凄かった。『死ぬときはまばゆく』の母親が言ってたことがまさにそうで、「相手を見ていない」からこじれてる。愛を求めるなら愛を与えないとなんだな。うーん、そうか。
主人公が母親から愛されたいから、色々、勉強を頑張ったり、家事をしたり、可愛くなるために整形したり。でも、全部相手がなにを望んでいるのかを見ていないんだよね。もちろん人生経験の少ない子供が、親がなにを好きなのか?なにに対して喜びを感じるのか?を想像するよりもさきに愛されたいと思うのは当然のことですが。
『凪のお暇』は、母親がどう生きてきたのかを想像して、一人になる時間をつくってあげていたり、『トクサツガガ』でも、母親の趣味を想像してあげて、好きなものをプレゼントしている。うぉおお、そうだよなぁ、そう考えると自分は全然親孝行出来てないかもな、、、。
親がなぜ子供に対してそう言った態度をとるのかもこれらの作品を読んでいるとわかりますね、ようは親の親から受けた仕打ちが原因なんです。ただ、それを恨んで、「父さんが悪いんじゃないか!」(シンジくん!)って言ってもしょうがないんですよね、トラウマを克服するためには、自分が大人になって親を許してあげないと。でないと自分の子供にも同じようにトラウマを植え付けてしまうかもしれないから。
はふー、このあとどうなるんだろうなぁ。続きが気になるなぁ。どうなっちゃうのかなー、、、。