今日も一日健やかに物語を

おもしろいと思ったものを

『バレンタインデイドリーマー』 オニヨメ著 恋と宇宙とチョコレート


正直に言いますと1ページ目の有咲が可愛くって吃驚してしまった。オニヨメさんの1作目や2作目は可愛いというよりかはギャグの勢いが物凄かったなという印象が強くて、絵が可愛いとは思ったことがなかった気がします。

んでね、今回の作品なんですがギャグの勢いが凄いっていうのは変わらないんですけど、しっかりと起承転結?を描かれていて笑えるだけじゃなくてストーリーとしても面白かった。

なんでだろう?って思ったんですけど、これってガルパピコ感があるからなんじゃないかな?と。ガルパピコってギャグの勢いが凄くて、でもキャラが崩壊してはいないじゃないですか、それをこちらの作品からも感じるんですよね。有咲、たえ、りみ、ゆきな、薫etc···このどのキャラたちもここがピコ時空なら超ありえるなって、というかこれはガルパピコなのでは?って納得感があるんですよね。この納得感を感じられるって凄いことだと思うんですよ、だってそれってキャラをちゃんと理解してるってことで、しかも3~4キャラだけを描いてるんじゃなくて、全部で13キャラ登場させてるけどどのキャラもここがピコ時空ならこういうことやるだろうなって違和感なく描かれているんです(巻末には登場出来なかったキャラが大集合してますね)。凄くないですか?凄いんです!

1作目、2作目とは違って、今回は1冊まるごと使った有咲のお話。面白かったです、是非今後とも色々な作品が見てみたいです。

表紙から見ても今回は少女漫画風ということだったのかなー。

 

 

ピコっと!パピっと!!ガルパ☆ピコ!!!

ピコっと!パピっと!!ガルパ☆ピコ!!!