今日も一日健やかに物語を

おもしろいと思ったものを

君は『刀使ノ巫女』(とじのみこ)が面白いことを知っているか? ー考察をしてみるー

2018年の冬アニメである『刀使ノ巫女』を知っていますか?

オリジナルアニメーション「刀使ノ巫女」公式サイト

このアニメの1話を最初に見たときに「なんて面白そうなアニメが始まったんだ!」と凄いワクワクしたんですよね。
なぜなのかはわからないんですが、直感と言えばいいんでしょうか?

当時のTwitterでもこんなことを言ってますね

第1話で衛藤可奈美が十条姫和と逃げるシーンで終わるんですけど
この逃げるところがいいよね!

まぁなんの話をしているのかわからないと思うのでここに至るまでの
流れを、考察とともにつらつら書いていきます。
アニメ自体は各配信サイトでも観れますので是非この機会に観てください!

あ、8話まで観てからの1話の考察ですので色々ネタバレがありますのでご注意を

以下ネタバレ有り



まずはAパートから

『原作 伍箇伝計画』 はい、もうここからですね。
キービジュアルを見たことがある人なら共感してくれると思うのですが
最初のシーンは学校で、学生服姿の可愛い女の子達がキャッキャウフフしながら
みたいな、萌えアニメ的な始まり方をするもんだと思っていたんですよ、自分は。

そしたらね、いきなり
壊れた道路→謎のムカデみたいな怪物→「これまでに、死者3名、重軽傷者58名」という無線通信の情報

えっ?死人が出るの?このアニメ?よくある萌えアニメじゃないの?

でも、この始まり方
シン・ゴジラとかそう言う謎の生命体に人が対抗しようとしているのが
好きな人な自分としてはここでもう心を掴まれていたんでしょう。

でも、どうやらこの怪物(荒魂というみたいです)
軍隊が使用する銃(たぶん現代の銃と同性能)が全く効いてないみたいなんですよね

じゃあ「刀使ノ巫女」って呼ばれてる子が退治するんでしょ?って思うんですけど

でも待ってください、ならそもそも軍隊が出動する必要なくないじゃないですか?
それなのに出動してるところが······、熱いじゃないですか!
だって100%普通の武器が通用しないってわかってて、しかも自分より何倍も大きな
生物に立ち向かうなんてアホじゃないですか。

それなのに出動している。それって、
刀使の子達を守ってあげたいから。だったらいいなと思うんですよね。

このあとに刀使ノ巫女の子達が出てきて怪物を倒すんですが
この子達って女の子なんですよ。(恐らく高校生以上の隊員は居ない?)

それに、あっさり倒すのかと思いきや結構苦戦してる(4人中3人は吹き飛ばされてる?)
S装備とか言うものを身に纏うことで圧勝するんですが······
(この装備、見た目ダサくないですか?)

そしたら、大人である俺達が楽させてあげようってなりますよね?

民間人を守るための軍隊でしょ?とか刀使を守るための軍隊でしょ?とか
色々考えられますが

入隊してくる人達はそんなことを承知の上で入隊してくるんでしょうね。
凄いことだなぁ。

あ、公式で確認したところ軍隊だと思ってたのは警察組織の人達なんだ。
なら装備が銃しかないのも納得かな?かわいそー


はい、長々と語りましたがまだ開始2分くらいのところなんですね

ここからやっと可愛い女の子達のキャッキャウフフが始まります!!

はいここが主要キャラ
「衛藤可奈美」と「柳瀬舞衣」が通う学校「美濃関学園 中等部・高等部」

なんだこのでかい建物!(画像がなくてすみません···)
あっ、体育館なんだ······。

この体育館で剣術の試合をしているみたいです。
これ防具をつけず、さらに制服ってなにか意味があるんでしょうかね?

防具をつけないのは写シを張ることが防御術みたいだし
重いものを身に纏いたくないからかな

制服なのは所属を明らかにするためとか?
(まぁどちらも、アニメ的に見栄えを良くするためなんでしょうけど)


なんのための試合だったかというと
「折神家御前試合」に出るための選抜試合です。

可奈美と舞衣が代表になるんですけど
この大会、中等部と高等部合同でやってるはずなのに(あとでわかりますが大会には高校生もでてくるので)中等部である可奈美と舞衣が代表に。

可奈美が高校生よりも強いのは夢の中で母と稽古をしていたから理解は出来るんですが

凄いのは舞衣の方です。

舞衣は特に何も能力が高い理由付けがされてないんですよね
なのに代表選抜で準優勝。何故なんでしょうか?

おそらく、舞衣は可奈美とずっと打ち合ってきたからそれに見合う実力を手に入れたのでしょう
(2話の舞衣の台詞に「私はこの一年半、ずっと可奈美ちゃんの剣を受けてきました(以下略)」とあるので)
もの凄い実力者である可奈美が、剣の稽古相手に選ぶのだから一年前から舞衣はそうとうな実力者だったのだろうか?色んな剣術が好きな可奈美なら色々な相手を選ぶだろうに
なのに一年半ずっととなると、それだけ実力的に良い相手だったんだろうけど。


さてここからは今作での主人公である「十条姫和」です

彼女は実家に帰って来たところなんですけど、
家に入ったところで手入れがされていることに驚く。

つまり実家にはもう誰も住んでは居ないんでしょうね。
(となると姫和の父はどうなったのだろうか?仏壇だけ実家に残すと言うことは引っ越したわけではないだろうし、転勤でもないんだろう。離婚したのかな······)

ここで誰が手入れをしたのか考えてみると、姫和は折神家に手紙のことがバレたからかと思ったのだろうけど
あたらずとも遠からずで、御当主の「折神紫」の妹である「折神朱音」が来たんだと思う

それは、7話で判明するのですが大会当日に折神紫に対してなにかを仕掛けようとしていたみたいなのでそれの報告をするために来たのだと思います。(または舞草の誰か)


それと姫和を主人公と言ったのはうまく言えないのですが

姫和の視野ってだいぶ狭かったんだと思う。姫和は母のやり遂げられなかった「大荒魂」の討伐だけを目標に歩んできたのだろうから、色々なことを犠牲にしてきたのだろう(友達作ったりだとか学生がやる普通のこととか)。

だから彼女はこれから色々なことを学んでいき、そして成長していく。
これは姫和の成長物語である。ということです。(全然説明になってない)


はい、明日は御前試合です!

新幹線の中での可奈美と舞衣の会話に癒されますねぇ
可奈美「私、舞衣ちゃんのクッキー大好き♪」
舞衣「私はそう言ってくれる可奈美ちゃんの笑顔が好き」

可奈美の好きはライクだけど舞衣の好きはラブだよねこれ絶対。
(この時点では舞衣が闇落ちしてメンヘラ女になって敵になりそうとか思ってました。
でも、新しい女が見つかって良かったね舞衣ちゃん!)

気になったんですけど、折神家って地図上だとどの辺なんだろうか?近くに砂浜があるから海水浴にはもってこいデースね。


折神家の前で可奈美と姫和が初対面するんですが
前から歩いてくる姫和
可奈美「こ、こんにちは」
姫和「···」
スルーして行くかと思いきやなにかを感じて振り向く姫和と可奈美。
ここでは何事?って感じなのですが、おそらく二人が所持している御刀の前までの所持者である可奈美母と姫和母が関係しているんでしょう。
御刀に二人の意思が宿っている?これはあとで書きます。


(あっ!!サービスシーンだ!!)

そしてお風呂上がりのほてった身体を冷ますために二人は外へ。
可奈美は興奮冷めやらぬようで、今ここで試合(意味深)をしてから寝よう(意味深)と提案
しかし舞衣は明日もあるし(意味深)と提案をやんわりと否定。
二人は布団を並べて寝ることに·······。※注意:過大な妄想が含まれています

寝ている可奈美に舞衣は
「ねぇ、可奈美ちゃん。もし明日私と当たったら本気で戦ってくれる?」

舞衣はいままで可奈美と何百回と打ち合ってきたけど、実際に本気で戦ったことって数回もなかったのかもしれないと舞衣は思ってるんじゃないかな。

なぜかというと可奈美は試合しているときも楽しんでいるようにしか見えなくて、相手の手の内を全部見てから倒しにいく
舞衣からしたら余裕があるようにしか見えなかったんじゃないか、だからそう言う余裕とかなしに、本気で戦ってくれることを望んでいたのかもしれない。
結果はどうだったのか······。


やっとBパートまで来た!

魂鎮め(?)とは一体なんなんだろうか?8話を見た限りだと内なる荒魂と対話しているのだろうか

御前試合作戦です!!

さぁ!このアニメの楽しい要素の一つである「剣術」の見所を学の無い自分なりに
おぉっ!と思ったところを説明していきます!


まずはここ
可奈美と舞衣が会場に入ってからすぐに礼をするところ。いいですね確か剣道なんかも礼をしてから会場にはいったりするよね?こういう細部を描くことで作品世界が濃くなるんだと思うんだよなー


まずは第一試合目から
十条姫和 対 名前もない女子高生(おそらく)

初見では写シと人移の説明が無いため見所はここ、真剣で斬られても大丈夫なんだってこととなんか高速で動けるんだってことがわかる。

第二試合目
糸見沙耶香 対 衛藤可奈美

可奈美が言う「よく見る、よく聞く、よく感じ取る」
これが彼女の戦闘で気を付けていること。だから舞衣が思ってる本気で戦ってってのは実は勘違いだったということがわかる。

第三試合
柳瀬舞衣 対 益子薫

この試合は薫が第5話と比べてどれだけやる気がないのかがわかる結構面白いところ
本気で薫がやったら会場を壊しかねないですね。

第四試合
十条姫和 対 古波蔵エレン

高速迅移を一度見せている姫和はジグザグに動いて撹乱後突き→エレンは柄でそれを防ぐ
舞衣・俺「柄で!?」いや、面白いと思ったのはこのあとなんですけど
エレンの切り下ろしに対して姫和が両腕を広げる→一瞬躊躇するエレン、しかし切り下ろす→それを片手で払い、返す刀で胴を一閃。
エレン・俺「ホワッツ!?(なんじゃそりゃー)」
この両腕を広げるところが格好いいですよね!?意味わかんないもん!!

なんかさ、こういう剣術が見れるところがこのアニメの醍醐味だと思うんですよ。
そのあとに説明とか一切無いところがまたいいよね!(公式のTwitterなんかでは説明がある)

で、そのあと振り向いて正眼。残心って言うんだっけこう言うの?いいよね!

第五試合
衛藤可奈美 対 柳瀬舞衣

さて、舞衣は居合いの構え。親衛隊である此花寿々花が「居合いなんて!?」と驚くのですが
これは刀使の基本戦術は足を止めないこと。
と教えられているので(確か公式にそうあったような)
待ちの居合い、しかも両膝をついての構えなんて言語道断なんでしょうね。

でも、舞衣は可奈美と本気で戦いたいから、いつも受けてから始める可奈美に対して
先に来るように促す戦術である「IAI」を選択したのでしょう。

結果は残念ながらどれだけ実力の差があるのかを示されただけだった(居合いをする手を押さえるなんて、そんなのありかよ)
でも舞衣としてはこれで納得できたのかな、最後は笑顔だったし。

勝戦
衛藤可奈美 対 十条姫和
ここでは実際に戦ってないのでいつか戦う機会が来るのだろうか?

ここでおもしろいのは可奈美と姫和が連携して親衛隊の燕結芽の攻撃を凌ぐところ。
お互いに初対面どうしなのになぜ自然な連携がとれるのか
それはお互いの刀に秘密があるのでしょう。


とりあえず一話の考察(考察ではない)はこんなところでしょうかねぇ

あとは8話まででわかってる情報からこうなのかなーと思うことをつらつら

本当に折神紫は悪なのか?
ここまで物語が成熟した日本でこんなにも分かりやすい敵役を置くだろうか
これってミスリードを狙ってると思う。(まぁ、ただ単に自分が考えたさいきょうの設定を語りたいだけなんですけど)

なぜかと言うと

刀使は写シを張り、それが自分の身代わりとなって攻撃を受けてくれる
この写シは一体なんなのか。


これが公式の設定なんですけど
別次元の自分が身代わりになってるって事だよね?ヤバくないそれって?

それをやめさせようとしているのが折神紫。

その手段としてノロの人体投与による身体強化。
それによって写シを使わずに荒魂を倒せるようになることが目標。

この荒魂ってのももしかしたら、写シで消えた別次元の自分の怨念みたいなもので

荒魂が定期的に大荒魂になるのも、怨念が集まって生まれてしまう。

それを解決するためでもあるのかも。


あー、駄文めっちゃ書いたー。
でもこれを書くのに半日くらい時間が掛かったので次は多分ないです。