今日も一日健やかに物語を

おもしろいと思ったものを

『9センチってどのくらい?』『りんあこアクアリウム』やらゐ著 やらゐさんの9センチはあこちゃんにの厚底靴の長さ。

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みんなー!あつまれー!エイのうだがわの時間だよー!!
みんな大好きエイのうらがわ!りんりんのあのゆうめいなせりふもきけるよ!

 

うん、やっぱりやらゐさんの描くあことりんりんの関係性は面白いなー(笑) あとは表情もやっぱりいいんですよ、なまこにめっちゃ拒絶反応を示すあこ、すげぇ顔してる。

笑えるだけじゃなくて、いい話もぶち込まれてるのでちょっとまじめに感想を書いていきたい。

あこの履いている靴にこんなエピソードを思い付くとは、凄いです。タイトルに書きましたが、さすがに9センチも高い厚底靴ではないと思いますが(笑) 人間って背が一気に変わる経験ってそうはないと思います。ですから見える景色というのは自分にとってはつねに一定、見慣れた景色になる。

でも、あこちゃんは燐子から貰った靴を履いたことで見える景色が数センチだけ変わったんですね。それはいつも見ている風景よりも少しだけ高い目線で見える景色。子供が親に肩車してもらって喜んでいるお話とかよくあると思うのですが、見える景色が高くなるとめっちゃワクワクした経験が自分にもあります。

たぶんあこちゃんもこんな感じのワクワクした気持ちで、そんな状態で超カッコイイゆきなが見えたら(いま?いまも格好いいだろ!!(威圧))それは超超ワクワクして好きー!って気持ちになってしまうのも頷けますよね?(わかんないけどネズミの国で父親に肩車されながらネズミをみる。みたいな風景を想像するだけで俺は幸せな気持ちになれる)

そしてそんな視点を変えるきっかけを与えてくれたりんりんのことも好きー!ってなるのもわかります。

やらゐさんの描く『9センチ』はワクワクする風景。とても素晴らしかった。


あ、全てが繋がってるっていうと最近みた『未来のミライ』がそうでしたね。これは家系を巡る話で、全部がくんちゃんに繋がってるんだっていうお話でした。お祖父さんのお話が出来すぎてて泣けます。


エイの裏側は扇状的。