『9センチってどのくらい?』『ちっちゃいあこちゃん、『はやい』になる』ベル著 ベルさんの9センチはあこちゃん(ねこ)とあこちゃん(いぬ)の身長差。
うぅ、あこちゃん(ねこちゃん)可愛すぎて、もうたまらない気持ちになってしまう・・・。時系列的には『あこちゃん・・・!』の『ちっちゃいあこちゃん、『やだ』になる』あとのお話ですかね?この設定のあこちゃんほんと好きなんですよ・・・。また読めるなんて嬉しい限りです。
なんでベルさんはこんなに小さい子特有の舌ったらず感を表現出来るんだろう。他にも、あえてひらがなで表記されているところ、児童書のような語り口が読んでいてとても心穏やかな、幸せな気分になれる。おひさまにこにこ。あこちゃんもにこにこ。おれもにこにこ。
りんりんのおうちのあこちゃんは、結構甘やかされているような気がするのだけど、やっぱり本質は宇田川あこなんだよなぁ。普通は甘やかされて育つと、とてもわがままな性格になってしまうと思うのだけど、例えば最近観た『未来のミライ』のくんちゃんは、ほんとに子供で、たぶん子供とはこういう生き物だという理解ができていない人にとっては見るのが苦痛に感じるレベルだったんじゃないかな?
でもね、あこちゃん(ねこ)はりんりんのことが大好きで、そのりんりんにカッコイイ姿を見せてあげたい、楽しい気持ちにしてあげたいという、わがままなだけの子に育っていないんですよね。こういったところは宇田川あこと同じだと思うのです。ベルさんのあこちゃん理解度に脱帽します。いや、もうほんと可愛くって、めっちゃ心癒されます。だからこの物語を読んだ感想は、あこちゃんの色々な可愛い姿を見せてくれてありがとうございます!!です。
あえて、物語の感想を語ると、あこちゃんが頑張って自転車に乗ろうとするじゃないですか?あぁ、やっぱりあこちゃんは『挑戦する』んだなぁって思った。あこちゃんが三輪車を漕いでるだけでめっちゃ可愛いじゃないですか?自転車に乗れなくても全然いい、むしろケガなんてして欲しくないから乗らないままでいいよ?って甘やかしてしまうと思うのだ。でもねあこちゃんはねカッコイイを目指すんだよ・・・。『あこの寿司』でもそうでしたね・・・。ちょっとね、背伸びをしてしまうんだよね。
たぶんそれは9センチくらいの背伸びなのかな。
自転車に乗った時、ちょっとお姉さんのあこちゃん(いぬ)と比べて地面に足が届かないあこちゃん(ねこ)可愛い。
あ、ちなみに合同誌のタイトル『9センチってどのくらい?』の意味はあこと燐子の148-157の差だと思うのですが、別の意味があるのかな?でも、この二人に差があっても親友になれるのだからやっぱりあこちゃんとりんりんはとっても尊い。