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『来る』2018 陰陽師対霊のバトルにテンションが爆上げ

来る

 

前にツイッターで見かけて、それが霊と陰陽師のバトルが面白い。というものだったんで、面白そう!と思ったので観てみました。

 

ホラー系の映画があんまり得意ではなくて、なぜその怪異が起きたのか?とか、なぜ狙われたのがその人だったのか?があまり説明がなく、そうではなくて、それを観てどれくらい怖かったのか?が重要視されている気がしているので、物語を観たいのでなかなかホラー系は見ないんですよね。

 

なので、陰陽師と霊のバトルが始まる後半部分までは、あまり面白いとは思わなかったです。なんでその怪異が生まれたのか?なんでその人が狙われたのか?が全く見えてこないのと、登場人物に対しての説明が足りないと感じたからですね。

 

登場人物たちなんですけど、結構ダメ人間が多くて(笑)、自分もこういうことをしないように気を付けないとなーと思いましたね・・・。

 

見終わったあとに調べたんですけど、原作小説があって、そちらでは怪異はぼぎわんという名があったり、怪異の生まれた理由とか、狙われた理由なんかも掘り下げてあるみたいですね。

 

 

面白いと感じた後半部分の陰陽師対霊のバトルは原作にはない、映画オリジナルの部分なんですね。そこが一番面白かった。
陰陽師の元に来る、警察官のお偉方。つまり、霊の存在が一般レベルでは隠されいてるけれど、国家の部分では認識されていて、それは国家が対処するレベルなのだというのがわかるシーンだったり。

霊を祓うために儀式の準備がされるんですけど、そのために全国各地から霊能力者が集められてきて、んでもその人たちはたどり着く前に交通事故にあったりして死んでしまうんですね。それを察知?した新幹線で移動中の霊能力者が

「やばいんちゃうか?」
「別れて動いたほうがええかもな」
「まぁ、誰か一人くらいは無事にたどり着けるやろ」

えっ、そんなにやばい霊だったの!?とかもあるんですけど、それよりもこのセリフがかっこよくって!(笑)

あとは、儀式の準備に現代の土木業の人が準備をしているところがあるんですけど、『シン・ゴジラ』をみてから仕事をしてる人間ってのが好きになったんですけど、この準備している人たちももしかしたら、霊に殺されてしまう可能性だってあるのに仕事をしているのがカッコいいし、あとあと、そうやって祭壇?って作るんだーっていうのもあって、面白かったですね!それと、ちょくちょく映る、楽しそうに写真を撮ってる女子高生たちはなんなんだろう?と思っていたんですけど、儀式が始まると巫女衣装に着替えて舞を踊っていて、あぁ、巫女だったのか!と、舞もかっこよかったなー。で、儀式が始まるとき「最初に酉が鳴く」っていうのも、おぉ、なんかかっこいいなってテンションが上がりましたよ。


後半部分の陰陽師対霊のバトルが最高によかったので、『東京レイヴンズ』『双星の陰陽師』とかの陰陽師バトルが好きな人はおすすめです。