『ルート』秦 和生著 夢の先にまた夢が
最終巻だったんですね、、、。
この物語がどこに辿り着くのか捉えられなかったので、どこに行くのか分からなくて続きを楽しみにしていました。
物語の軸が2人の主人公の女性と王子ある。
女性は女でも勉強をしていい世界を、学んでもいい世界を作りたいと考えている。
王子は南からの脅威を防ぐために北と同盟を結び、戦争の無い平和な国にすることが目標。
最終巻で描かれた、王子が成し遂げたい夢=北と同盟を結び南からの脅威を防ぐこと の「先」はどうしたいのか?というのは目から鱗だった。
ここで、まさか女性の夢と交わるとは思っていなかったのでとても驚きでした。この展開が凄く面白い!
南からの脅威が去った後は、外交に力を入れていくことや、他国に侵略されないように国を強くするために豊かになることなどが考えられますが、その大元になるかもしれない「学校」を作る事で解決すようとする。
2人の主人公の物語が交差したあと、なにが起こるのかとても気になる展開ですが、ここで終わりですので、あとは妄想しながら楽しむとします!
次回作もあるといいなー。